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[転載]世界農業遺産。

先日の世界記憶遺産に続き今度は世界農業遺産という、
生態系や景観を守ってる伝統的な農業を資産として認定するものだそうです。
その認定された場所は石川県の能登半島と新潟県佐渡市。
                    【世界農業遺産】
石川県/能登半島と新潟県佐渡市が、日本から初めて世界農業遺産に登録されたようです。
なんでも先進国からは初めてになるようなことも言ってました。

世界農業遺産の正式名称は世界重要農業資産システム(GIAHS)。
FAO(国連食糧農業機関)が今から9年前の平成2年に始めた制度になるそうです。
☆地域環境を生かした伝統的な農法
☆環境に配慮し生物多様性を守られる取り組みである。

で、今回認定された理由はというと、
新潟県佐渡市の方は国の特別天然記念物トキを守る為、
農薬と化学肥料半分以上減らした稲作を進めるなどして来たそうです。
また、昔佐渡金山で使われていた道具を農業用に改良したことや、
五穀豊穣を願う鬼太鼓(おんでこ) という伝統芸能などが、
自然と人間が共生する取り組みであると評価されたようです。

能登半島は、能登の里山・里海と呼ばれる美しい棚田の風景が評価対象になったようです。
輪島の千枚田、日本海に面して千枚の棚田が広がり、
毎年秋には黄金色の稲穂で彩られる見事な景色。
そして、農家の間に今も続く伝統行事である「あえのこ
と呼ばれる田んぼの神様を祀る儀式、
田畑で採れた米や野菜を神前に並べ「たくさんのお米を頂きました。ありがとうございます。」と感謝をする。
 
また、「揚げ浜式」という昔ながらの海水を天日で干して蒸発させて塩を作るなど、
数々の伝統文化が残っている点も評価されたとのことです。
豊な自然文化、古くからの農林水産業が営々と続いている。
 

先祖代々の積み重ねがこうして評価されたわけです。
今度は私たちがこれを、後世の人達に残していかなければなりません。
間違っても登録取り消しにならないように、自然環境保護に努めなければいけませんね。

転載元: 長靴の国へ向かって!


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